自分が知らない世界を感じさせてくれる、本。
オトハルさんにこそ、オトハルさんにも、
おすすめしたい様々な本を、ジャンルにとらわれずご紹介していきます。
新しい価値観との出会いは、きっと幸せの感じ方も豊かにしてくれる。
たまにはいつもと違った本も、ぜひお手元に。
【エッセイ】『世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる』(青幻舎)
著者 岡根谷実里
お腹と頭が幸せになる、世界を旅する物語。
著者は私の友人の岡根谷実里さん。
彼女以上に好奇心旺盛で行動的な人を見たことがない。
気になる人物や場所があれば、どんなに遠いところでも足を運んで会いに行く。
石川県を訪れた際には、もれなく私も巻き込まれて、能登半島までひとっ飛び車を走らせることも。
そんな彼女が「世界の台所探検家」として旅した世界各国のエピソードを、丁寧な文章と豊富な写真で紹介しています。
コソボの「フリア」、スーダンの「バミヤ」、キューバの「フリホーレス」
料理名からは全く想像がつかないはずなのに、読み進めると文字から美味しい香りが漂ってくるから不思議。
その土地の人と台所に立って一緒に料理をする。
そんなシンプルな行為を通じて、クスッと笑ったり、「なるほど」と頷いたり、「う~ん」と考えさせられたり、「世界一おいしい社会科の授業」がギュギュっと詰まった一冊。
彼女とともに世界の台所を旅してみませんか?
コメント:ちんまな
作品紹介
世界の台所探検家による、初のエッセイ。世界16カ国/地域の台所を紹介!
「世界の台所探検家」として世界各地の台所をめぐっている著者が、現地の人と一緒に料理や食事をして体験した、リアルな暮らしと文化のストーリーをたくさんの写真と共に紹介。
コラムでは、台所を飛び出して、市場や調理道具、その地域ならではの食習慣も味わえます。
家庭の台所と食卓からは、その土地の歴史や社会背景までもが見えてきます。観光ガイドブックとは違う、その国に住む“普通の人々の暮らし”の旅へ!現地家庭で教わった、料理レシピ13品も収録しています。
この本をおすすめするのは・・・
◎ちんまな
昭和生まれの地方公務員。おうし座。A型。 趣味は読書、旅行、登山。
好奇心の塊のため、気になることには次々挑戦。
勉強会を開催したり、メルマガを配信してみたり、無人島に行ってみたり。。。
ひょんなことから「オトハル」の芸術祭ガイドになり、芸術祭をとおしての自分の変化を記すコラム「公務員ときどき芸術祭ガイド ちんまなとアートの旅へ」を執筆。
メルマガでは毎回ジャンルにとらわれずおすすめの本を紹介している。