オトナになってもなかなかわからないお金の話
漠然とした不安、抱えてしまっていませんか。
まずは、自分の「お金」に対する価値観を見つめ直すところからスタートしました。
お話をしてくれたのは、鎌倉投信の新井和宏さん
「いい会社しか応援しない」という新しい軸をもった投信を経営しています。
それまではファンドマネジャーとして総額10兆円を動かすようなお仕事だったのに、なぜきれいごとみたいな鎌倉投信をはじめたのか。
私たちにも実感しやすく解説してくださいました。
それは「人生にいくら必要なのか誰にも分からない」というお金の一つの答えからでした。
いくらあれば安心か、幸せか、それはお金や資産の総額ではかれないものです。
もしかしたら、大きな事故に遭うかもしれない、まだ先だと思っていた介護が突然はじまって生活が一変するかもしれない、子供の学費も大まかな予想しか立てられません…。
「では、私を幸せにしてくれるもの(存在)」を10個あげてみてください。と新井さん。
そのうちいくつがお金で買えるものだったでしょうか。
中には、お金で買えないものしかなかったという方もいたと思います。
「では、いくらもっていたらあなたは安心しますか?」
この質問にすぐに答えがある人の方が、もしかしたら幸せかもしれませんね。と新井さんは言いました。
これだけあればあとは安心だ!というのが分からないから、お金に対する不安が消えないのですね。それは、当たり前のことでした。
本当に自分を幸せにしてくれるのはお金ではないということ。
もしかしたら、お金のせいではなくて他に要因があって足踏みしている悩みがあるかもしれません。
まずは自分自身がそういった悩みの本質、幸せの本質に気が付くことからお金の不安は解消されていく。というお話でした。
今回参加された中には、投資の話になったらまったくついていく自信がないけれど…という方もいましたが、
ちょうど、漠然とした恐怖心を持った方には、
お金のことを考える導入としていい機会になったのではないか、と期待しています。