11月の5・6・26・27日の4日程のうち2回の参加(+予習)で、名古屋帯まで着物が着れるようになる!驚きの講座でした。
教えてくださったのは、着物のプロ友 たかはしきもの工房の高橋和江先生です。

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着付け教室に通っていたことがある方はお分かりと思いますが、着付けを習い始めてすぐに「さぁ、着てみましょう!」とはならないものですよね。
まずは、半衿を縫い付ける練習からスタート。これが、やっぱりみんな仕上げるまでは1時間半はかかるんですね(汗)
ただ縫うだけでなく、着姿を美しく、手入れを楽にするコツが盛り込まれています。

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この間、二回目に参加だった方は針仕事から逃れ(笑)
アシスタントの方にアドバイスをもらいながら着物を自分で着る個別特訓。

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わぁ、キレイにできたー!
やっと縫い終わって、最初の達成感。

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いきなり消耗したので、おいしいおやつの差し入れでちょっと休憩です(笑)

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それから着姿の土台をつくる補正と下着。
ここが綺麗な着付けの80%を決めるのに、なかなか教えてもえあれないところ。
個々人の体型に合わせて違うので、先生に確認してもらいながらです。
下着や肌着一つにしても、「心地いい」締め具合と安定する布の当て方というのがあります。
先生のチェックが済むとみんな「自分でやったときとは全然ちがう!気持ちいい!」という声が。

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ではいよいよ、着物と帯を準備。
お母様や親戚の方から譲り受けた思い出のもの、お子さんの晴れの日に着ていけるようにと初めて誂えたもの、20代の時に仕立ててから着る機会がなくしまい込んでいたもの…
色んなストーリーがあるのも、着物ならではの楽しみです。

ルールやマナーは基本を覚えればなんとかなるものの、コーディネート力や産地・織り方など素材や品質にかかわる部分は、やっぱり目を肥やしていかなければ身につきません。
高橋和江先生は、着物のお手入れやお直しのプロ悉皆屋さんの女将ですので、ものの良し悪しの見定めかたや古いものを蘇らせる方法を講座の合間に教えてくれます。

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なんでも聞けるプロと、つながっていると安心ですよね。

さぁさぁ、DVDの予習の成果やいかに!?
皆さんの真剣な表情に、先生もついつい熱がはいります。
的確な指導でめきめきと…!
アハ体験「あ!こういうことですか!」「そういうことです!」

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鏡越しの手の使い方、左右反転してる上に背中に後ろ手をまわして…まさに脳トレです。
でも、どの手で、どの指で、ひいたり押さえたりするかはとても大切なポイントです。

頭も疲れますが、やっぱり体も、、、
帯をあげるのは慣れるまで腕がつりそうになりますね。

さいごは横並びで帯揚げ帯締め

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はい、どうでしょう!
皆さん美しいでしょう?

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本当に2回で着られるようになりました。
素晴らしい先生の指導力もさることながら、参加してくださった皆さんの集中力もすごい!
「へとへとになったけど、この日は忘れられない一日でした」と言って頂けました。
どうか忘れずに、忘年会・新年会、お着物で会いましょうね!

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プロ友:たかはしきもの工房 高橋和江さん
http://www.k-takahasi.com/

著書:『大人気の悉皆屋さんが教える! 着物まわりのお手入れ 決定版』
http://www.amazon.co.jp/dp/4309284752

今回アシスタントでご協力頂いた、
初田せつさんとほしわにこさんも大変お世話になりました!
たかはしきもの工房のフィッティングアドバイザーとしての活動のほか、雑貨類の制作販売や舞台や、着付け教室やイラストレーター…多才なお二人ですのでぜひこちらもチェックを。
初田せつ:http://gochagocha.jugem.jp/
ほしわにこ:https://www.facebook.com/hoshiwaniko/ 

今回の講座でも和漢ごこちをお土産に。
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