ノンフィクション漫画家 井上きみどりさんの河北新報夕刊の連載イラスト&コラム「週刊きみどり」に、
オトハル塾の「ワタシの顔を作る講座」が紹介されました。
以下、記事の引用です。
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「あなたが隠したいと思っている部分は、誰も見ていません!」!?
今夏から関わっている「オトナ思春期をデザインするプロジェクト」(通称オトハル)の取材と本の制作のために、東京と仙台を往復する忙しい日々が続いています。
先日取材したのはプロジェクトが主催する「オトハル塾」の美容講座。
タイトルは「オトハル世代の『ワタシの顔の作り方講座』」でした。
講師は外見と内面のバランスに基づいた美容理論や美容心理に詳しい「美・ファイン研究所」のチーフデザイナー、山口童子(とうこ)先生。
東京の表参道に面したオシャレな会場は、開講前からオトハル世代女性の熱気であふれていました。
オトハル世代とは、人生の地殻変動が起こる40代から50代。
私もどっぷりとオトハル世代ですが、その年代の女性にとっての美容は「隠す」が主題になりがちです。
いつの間にかできてしまったシミ、しわ、たるみ。私も電車などで、ふとした拍子に窓ガラスに写る口角が下がり切った自分の顔を目にした時は、
恐怖映画を見てしまったような衝撃を覚えてしまいます。
「何とかしなきゃ」と思っていても、オトハル世代の女性はまだまだ現役。仕事や家庭のことで忙しく、自分の美容のために時間を捻出する余裕がありません。
「シミを短時間で隠す方法を教えてもらえるかも」と取材に向かった私の期待は、見事に打ち砕かれました。
「あなたが隠したいと思っている部分は、誰も見ていません!」
つまり、自分が気にしている小さなシミは自分以外の誰も気付いておらず、他人が見ているのは「良い部分」の方が圧倒的に多いというのです。「だから欠点を隠すのではなく、自分の良いところを目立たせるメークをしましょう」
そして講師の山口先生の教え通りに肌の調子を整え、シミ隠しのコンシーラーも、特別なことも一切無しのシンプルメークを施すと、参加者のどの顔も生き生きとした女性らしい表情に変わっていったのです。
人間には欠点があって当たり前。不満を言えばキリがありません。だったらその分のパワーや時間を、良い部分を伸ばし増やすことに注いだ方が、結果的に早く、大きな変化を手に入れられるのでしょう。そしてその考え方は育児にも、地域づくりにも生かされるのではないでしょうか。
2時間の美容講座で思いがけず、これからの自分の顔と社会との付き合い方の大切なこつを教えてもらいました。
(漫画家・井上きみどり)
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合わせて、「ワタシの顔を作る講座」の報告もご覧くださいませ。
https://otoharu.com/2015/09/09/243/
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