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いきなり100年時代っていわれても、どーすんねん? vol.1

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え?まだ51年もあるんですか?

ネットを開いても、テレビや雑誌を眺めても、
「人生100年時代」
という言葉であふれています。

それを眺めて、

「え?退職して悠々自適に暮らそうと思ってたのに、
まだ40年も生きるのか。お金、どうしよう・・・」

なんて考えている方も多いはず。
実は私も、その1人です。

この現象を生んだのは、
2016年10月に発刊されたリンダ・グラットン著
『ライフ・シフト』(東洋経済社)。

定年退職したあとの人生を悠々自適な暮らしに
あてるなんて余裕はない。
なぜなら、私たちの時代は、100年も人生がある
のだから・・・
という内容に、多くの人が人生設計を見直さざるを
得なくなったのです。

この本が出る5ヶ月前に、腎臓がんの手術から
復帰した私は複雑な心境でこの本を読みました。

というのも、病気になって、

「人生は、限りあるものである」

と思い知らされ、これからどう生きようかと
悩んでいた矢先にこの本を読んだからです。

「がんばって生きても、あと20年くらいか」

と思っていたところに、

「いえいえ、まだ40年もあるんです。
病気なんて言ってらえませんよ。
まだまだ働いてください」

と50メートル走を100メートル走に
変えられたような気持ちになりました。

「いきなり100年時代っていわれても、
どーすんねん?」

当時の正直な気持ちです。
これが今も続いています。

国も、

「日本国民の皆さん、人生は100年ですよ。
保険料のかかる病気にならず、年金受給が
大幅に遅れてもいいように、しっかり働いて
納税を続けてくださいね」

と言っているよう。
日本全体が「人生100年」を否定しては
いけないようなムードに包まれていると
感じているのは私だけでしょうか。

そのとまどいを、
本当のところを、
解決策を、

みんなで考えていけないか。

そんな思いで、このコラムを書くことに
しました。

内容は、オトハル世代に限らず読めるものに
していきます。
若い人の就労感や金銭感覚、人生設計の
考え方を聞くことで、私たちも多いに
学ぶものがあります。

若い世代も、「ぼーっと生きてんじゃねぇよ!」
と言われないよう、このコラムで人生について
考えてほしいと思います。

この4月で私は、59歳になります。

定年までちょうど1年。
長いようで短かった会社人生を噛みしめる
1年になるでしょう。
同時に、「ライフシフト」の
言う通りになら、まだ51年も残された
時間をいかに生きていくかをジタバタと
考える年にもなります。

悩み多き一年のジタバタが、みなさまの
お役に立てるように書き進めます。

皆さまの考えもいろいろ教えてくださいね。

・・・

<ひきたよしあきプロフィール>
株式会社 博報堂スピーチライターとして働く傍らで、明治大学で講師を勤める。
現在(財)博報財団にコラム「こどものコトダマ」、博報堂マーケティングエグゼクティブに「経営のコトダマ」、朝日小学生新聞「大勢の中のあなたへ4」、日経BP「カンパネラ」に「生きる力の強い女性」を執筆中。
著者に「あなたは言葉でできている」(実業之日本社)、「ゆっくり前へ ことばの玩具箱」(京都書房)」、「大勢の中のあなたへ」(朝日学生新聞社)、「机の上に貼る一行」(朝日学生新聞社)、「博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ」(かんき出版)、「大勢の中のあなたへ2」(朝日学生新聞社)、「ひきたよしあきの親塾」(朝日学生新聞社)がある。
4月に「5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」(大和出版)、「博報堂スピーチライターが教える口下手のままでも伝わるプロの話し方 (かんき出版)が同時刊行。

「5日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本」(大和出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4804718516/

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