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「父ヒロシの笑う介護 」VOL4 濱野裕貴子 『おれはなかなか死なんにな!』

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おれはなかなか死なんにな!

すごく面倒見てもらっている母に、なかなか「ありがとう」と言わない父。
何とか言ってもらう手はないか…と考えて、

「お父さん、普段からお母さんに『ありがとう』って言う癖つけなよ。
普段言わなかった人が急に『ありがとう』とか言い出したら、
死期が近いって言うじゃない? 
もしそれまで『ありがとう』を言ってなかったのに急に聞いちゃったら、
私たちも心配になるからさあ。
あとさ、自分でも『あっ、今ありがとうって言っちゃった…さてはおれももうすぐか…』とかって自覚しちゃうじゃない? 
だからさあ、今からどんどん、日常的に『ありがとう』って言ってたら、そんなことなくなると思うよ」

と言ってみたら、

しぶしぶ「…ありがとう」と言った後に、
「おれはなかなか死なんにな(福島の方言で、「死ねないな」の意味)!」と
つぶやいていました。

しゃれのわかる父、ヒロシ。

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<写真のキャプション>
日本初(?)介護ネコのまめちゃん(私の愛猫です)


<<濱野裕貴子(はまのゆきこ)自己紹介>>
キャリアカウンセラー。夫と二人暮らしですが、同じマンションに東日本大震災後に上京してきた実父母がいて、日々介護もしています。タイトル写真は父ヒロシ34歳、私0歳の時です。

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