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【ガマンしないカラダとのつきあい方】VOL1

10月10日(土)、東京女子大学エンパワーメント・センターさんと、
オトハルの共催セミナー第2弾「ガマンしないカラダとのつきあい方」を開催しました。会場である東京女子大学の教室には、オトハル世代をメインに、
お母様と一緒に20代の娘さんがいらしたり、姉オトの60代女性の姿も。
学生時代に勝るとも劣らない熱気(切実感ともいう)に包まれた教室での講義は、
ひと言でいえば「濃厚!」。
そのレポートを<講義編><質疑応答編>の2回に分けてお届けします。

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今回は<講義編>です。

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第一部「無理なくカラダを動かそう!」

第一部の講師は、東京女子大学の卒業生にして、人間科学科の特任講師、ママさんフットサルチームの選手でもある薄井澄誉子(うすい・ちよこ)先生。

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主な研究テーマは、「閉経後中高年女性のエネルギー代謝に対する食事と運動の影響について」だという“オトハル専門家”なのです。

この日も、オトハル世代が「無理なく体を動かすことの大切さ」を楽しくレクチャーしてくださいました。

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女性の場合、健康でいられる平均年齢(73.6歳)と、平均寿命(86.3歳)との差は13年!もあるんですね。この間をできるだけ健康に生きるために、適度な運動が有効だということは、さまざまな研究によって明らかになっているそうです。

私たちだって、頭では分かっています。でもね……運動、できていないのよ。オトハル世代は自分以外のことで忙しいし、疲れやすい。新しい習慣を身につけるのは、そう簡単なことじゃないです。

でも、薄井先生は「家事労働の中でも、下半身の大きな筋肉を使う動き――例えば床の雑巾がけ、布団の上げ下ろしなどは、エネルギー消費量が大きいんですよ」と。

さらに、「買いものや、通勤にともなうウォーキングもバカにならないです」。それならイケそう! オトハル世代は、まず、健康<維持>のために、こまめに動くこと。そして、健康<増進>には、もうちょっと集中してウォーキングしたり、泳いだりといった運動習慣が大切なのだそうです。

「いつもより10分余計に動くことを目標にすれば、無理なく運動量を増やせますよ」と、薄井先生。なるほど! くしくも、東京女子大学から最寄りの西荻窪駅までは、徒歩10分強。とりあえず、この日のノルマは達成できたはず!

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第二部「ガマンしないカラダとのつき合い方」

第二部の講師は、「よしの女性診療所」院長の吉野一枝(よしの・かずえ)先生。女性の一生に寄り添う産婦人科医であり、臨床心理士です。

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みなさんは、覚えていますか? 小学校高学年のある日、女子だけが一か所に集められて月経の話を聞いたこと。思えば、女性の体についてあらたまったレクチャーを受けたのは、あれっきり。ほとんどの女性は、小学校5年生くらいから情報がアップデートされていないようです(しかも、ほとんど忘れてる!)。これって、けっこう怖いことかも。

吉野先生曰く、「日本における女性医療・教育は、残念ながら非常に遅れています。だから、自分の体のことをあまり知らなかったり、間違った情報を信じている女性も多いんですよ」。

典型的なのが、「月経が早くに始まった人は、早く終わる」説。中にはそういう人もいるでしょうが、月経が早く始まるのは、おおむね女性ホルモンの働きが活発な人であり、そのため月経がある年数も長くなりやすいのだそう(知らなかった~!)。そんな面白エピソードを挟みつつ、ともすると深刻になってしまう話を面白く聞かせてくださる吉野先生。実は、32歳で医学部に入り、婦人科医になったという、ちょっぴり異色の経歴の持ち主です。さらに18歳年下のダンナ様がいらっしゃると聞き、異様にザワつく私たち(笑)。

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しかし、その後の更年期にまつわるお話は、思い当たることばかりで、目からウロコが落ちまくり! テンポのいい先生の話術に、ぐいぐい引き込まれました。

顔の火照りや、手足の冷え、動悸、頭痛、不眠、鬱、イライラ、めまい、肩こり、皮膚や粘膜の乾燥といった不定愁訴は、いずれも女性ホルモンの急激な減少によって起こりやすい症状ですが、これらの症状を専門に診る診療科(内科、循環器科、心療内科、脳神経外科、整形外科……)では、「気のせい」「年のせい」「原因不明」と言われがち。婦人科でさえ、「更年期なんだからしかたない」と言われてしまったり。でも「ガマンしたり、あきらめる必要はありません」と、心強い助言をくれる、吉野先生のような医師は増えています。だから私たちも、賢くならなくちゃ。
女性は、女性ホルモンの出かたによって体調が大きく変わり、起こりやすい病気の種類も変わると吉野先生は言います。なぜなら女性ホルモンは、生殖器や乳房だけでなく、皮膚、毛髪、内臓、血管、骨、血液、神経、免疫などにも大きく関わっているから。

「実際、女性の症状の背景には、女性ホルモンの影響があることが多いんです。例えば、風邪ひとつとっても、女性の場合は免疫力が落ちる月経前~月経中にかかりやすくなります。ですから、女を男性と同じように診てはいけないし、男性と同じ治療がベストとは限りません。とはいえ婦人科医以外の診療科で、女性ホルモンのことに詳しい先生はほとんどいませんから、女性の不調は、まず婦人科へ。どんな些細な症状でも相談できる、かかりつけの婦人科を見つけておくことが大切です。一度受診して嫌な感じだと思ったら、そこには二度と行かなくていいから(笑)、あきらめずに探してください」。ちなみに吉野先生の診療所には、90歳オーバーの患者さんも。頼れる婦人科医は一生ものです。

最後のお話は、更年期にまつわる症状を乗り切る具体的な方法について。更年期症候群には、女性ホルモンの減少のほか、心因的ストレス、性格も関係しています。症状を改善するには、ホルモン剤、漢方薬、精神安定剤、自律神経用剤などの薬を使った治療を始め、生活改善や、ストレスマネジメントも必要です。オトハル世代は、夫の退職、子どもの独立、といった環境の変化によるストレスも大きいんですよね。そのことに対して、『いままでの生活を失った』と取るか、『新しい生活を手に入れるチャンス』と取るかで、人生は大きく変わると先生は言います。

更年期特有の症状もまた、考え方を変えるきっかけに。「オトハル世代は頑張り屋さんが多いので、自然な老化に対しても『こんなはずじゃない』『もっと頑張らなくちゃ』となってしまう。更年期の症状も、そうやって無理して、悪化させてしまうんです。でも、更年期と闘っても、無駄。

『そういう時期が来たんだ』と受け入れ、薬を上手に使うなどして、できるだけリラックスして過ごしてください。いずれ更年期は終わり、その先には楽しい人生が待っています」。言われてみれば、60代、70代の方って、イキイキとしている方が多いような。あれは、更年期を潜り抜けてこそたどり着ける境地なのでしょうか? なんだか楽しみになってきました!



★今回のお土産
オトハル世代にオススメしたい商品を参加者全員にプレゼントしました。

その①
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花王「バブ 和漢ごこち」は、湯上り後の温かさが長続きするのが特徴。独自技術による細やかな炭酸が、温浴効果を高めて血流を促進し、つらい冷えや腰の重みに効きます。さらに、保温ベール成分※配合で、湯上がり後もポカポカが続きます。気分のゆらぎに合わせて選べる2つの和漢アロマは、高ぶった気分を解きほぐす「月桂樹の香り」と、落ち込んだ気分を楽にする「月見草の香り」。
(医薬部外品)※有効成分:芒硝(硫酸ナトリウム)
http://www.kao.co.jp/bub/wakan/

その②
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グンゼ「キレイラボ」は、「スキンケア発想」のスキンウェアブランド。敏感になりやすいオトナ思春期の肌にやさしい、低刺激、低着圧、蒸れにくい、動きやすい、肌がよろこぶスキンウェアが揃っています。今回、ご提供いただいたのは、定番人気の「縫い目なし」ショーツ。ウエストや足回りのテープやゴムもなく、生地の伸びだけで心地よくフィット。肌に食い込まず、アウターにも響きにくいという優れものです。
http://www.kireilabo.com/



★Special Thanks

東京女子大学エンパワーメント・センター
http://office.twcu.ac.jp/facilities/empowerment/index.html

よしの女性診療所
http://www.drkazue.jp/

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