【にゃんこ先生の今日の養生(8)】
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プロ友 にゃんこ先生こと東洋医学の源保堂 瀬戸郁保先生が綴る、
日々の生活の中でのカラダのトリセツ(養生)コラムです。
東洋医学の考えに基づいたオトナ思春期(オトハル)世代に必要な知恵をご紹介します。
第8回は、梅雨ダルダルの原因は甘いもの?!オハナシ =^_^=
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いよいよ梅雨も半ばを過ぎました。
夏至を迎え、暑さと湿気が交錯する、日本独特の夏の入口です(暦の上ではとっくに夏なのでありますが)。
この湿気のことを、東洋医学では「湿邪(しつじゃ)」と言います。
寒さや暑さが身体を攻撃すると、それぞれ寒邪、暑邪という身体に害を及ぼすものになりますが、これは何となくイメージしやすいと思います。
それと同じように、湿気も過剰になりますと、湿邪(しつじゃ)という形で身体を傷めていきます。
湿邪(しつじゃ)は、身体に流れているものをせき止めるという悪さをします。例えば血液なども流れが悪くなったり、リンパなどにも影響を与えます。
食べ物で言えば、湿邪に配当されるものは甘いもの全般です。
ただでさえ湿気が多いこの時期に、さらに甘いもので湿気を加えますと、身体はどんどんだるくなっていきます。
今日は暑いし、湿気もあるし、アイスでも食べてすっきりしようかなぁ~なんてパクついてしまうと、アイスの冷たい寒邪と甘さの湿邪が一気に身体に入ってきてしまいます。
すると、もう食べたその時から身体はだるだるに・・・。大げさな書き方をしてしまいましたが、ほんとそれくらいのことが身体には起きているのであります。
では何を食べたらこの湿邪は取り除けるのか?
それは、きゅうり、ズッキーニ、冬瓜などの瓜科、そしてカレーなどのスパイス、山椒がお薦めです。その他にもやし、茄子なども良いです。
この湿邪の時期を乗り越えると、いよいよ夏本番であります。
夏を楽しむためにも、夏バテしないようにしたいところ。
なかなか難しいことだと思いますが、梅雨は特に湿気をためないようにしてくださいね。
<おまけ>プロ友東洋医学の源保堂 薬膳部の瀬戸佳子先生による
「夏の薬膳レシピ」をご紹介。毎日カンタンに作れて食べれるスープレシピ。
http://yakuzen-gohan.hatenablog.com/entry/2016/06/16/004609
プロ友 にゃんこ先生こと瀬戸郁保先生のオトハル塾「ワタシのカラダのトリセツ講座」、次回は秋を予定しています。
期日が決まったら改めてホームページやフェイスブック、メルマガでお知らせしますので、どうぞご期待ください!
夏の講座の内容についてはこちらを。
https://otoharu.com/2016/06/09/1115/
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