【にゃんこ先生の今日の養生③(前編)】
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プロ友 にゃんこ先生ことオトハルのプロ友 瀬戸郁保先生が綴る、
日々の生活の中で東洋医学の考えに基づいた
カラダのトリセツ(養生)コラム。
第3回は、前後編でお届けします
オトナ思春期(オトハル)世代に今の季節に 覚えてほしい
大切な「目」の養生をご紹介します
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こんにちは!にゃんこ先生です。
今日は、「目」のお話です。
目という感覚は、五感器の中でも、特に脳の中で
処理しなければいけない情報量が膨大と言われています。
目に入ってきた多くの情報は、ただ入ってくるだけではなく、
遠近感や色感などの感覚野で処理され、
そこにはその情報が危険なのかそうではないのかを
判断する中枢にも入ります。
しかもそれらの情報はゆっくり判断されるのではなく、
常に機敏に処理をしていくものなのです。
そして、これだけ膨大な作業をしてくれている目の作業は、
「精血(せいけつ)」というもので養われています。
現代医学でも、目の疲れを「眼精疲労」と言いますが、
この「眼精」とは、まさしく“眼の精血”という意味が
含まれているのだと思います。
身体に流れている血液のことを、東洋医学では「血(けつ)」
と言いますが、その血の中でも最もきれいなエッセンスのことを
「精血(せいけつ)」と呼びます。
精血は酸素や栄養をより多く運ぶことができるもの。
目を酷使すると言うことは、この精血を大量に使うことに
なりますので、精血がどんどん奪われていくことになります。
精血がなくなると、それを補わなくてはいけないのですが、
精血は血のエッセンスなので、そう簡単に補うことが出来ません。
まず大本の造血作用を引き出してあげることからはじめないといけません。
現代はパソコン作業が当然であり、さらにスマートフォンや
タブレット端末の登場によって、四六時中、目から精血が
奪われている時代になっています。
そして眼の使いすぎは、オトハル世代に多い
瘀血(おけつ)になりやすい状態を作ります。
瘀血は東洋医学では、血の流れが悪く滞りがちな血液のことで
万病の元と言われています。
ここまで読んでいただいて、なんですが(笑)
少し画面から目を離して目を休めてみませんか?
パソコンやスマートフォンなどの
使用時間を限るようにしたり、
1時間使ったら、少し目を休めるなどの
工夫をしていきましょう。
(後編に続く)
次回の後編では、東洋医学で目と繋がっているとされる
臓器についてと、瘀血の状態について
更ににゃんこ先生から教えていただきましょう。
プロ友:源保堂鍼灸院・院長 瀬戸郁保先生
前回のカラダのトリセツ・春編開催レポートはコチラ
:https://otoharu.com/2016/04/04/701/
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<プロ友 プロフィール>
源保堂鍼灸院・院長 瀬戸郁保先生
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