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「父ヒロシの笑う介護 」VOL2 濱野裕貴子

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父ヒロシの名言 その①

要介護度5の父ヒロシをひとりでベッドに寝かせるのはかなり難儀なのですが、二人体制だとまあまあ楽です。

今日も母とふたりで「よっ!」という感じで父をベッドに寝かせていたら、突如、「お前は『ごうりき』だ!」と言いました。

私の頭に去来した漢字は、「剛力」。
その意味は、
1. 力が強いこと。強い力。
2. 登山者の荷物を背負って案内する人。

「女子に向かって失礼なっ!」と言ったら、続けてポソリと、「…小説家」と言いました。
小説家? 剛力? あらやだ、せん妄(*)かしら…と思ってよくよく聞いてみたら…。

なんと、「どん底」などを書いたロシアの小説家の「ゴーリキー」のことでした!
さすがは元・文学青年。今の状態を文学的に表現!
 
娘にその発想はなかった!さすがヒロシ。

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*せん妄とは
https://info.ninchisho.net/symptom/s80


<濱野裕貴子(はまのゆきこ)自己紹介>
1969年生まれ、福島県出身です。
キャリアカウンセラーや講師として、複数の大学で学生のキャリア形成支援に携わっています。夫と二人暮らしですが、同じマンションに東日本大震災後に上京してきた実父母がいて、日々介護もしています。タイトル写真はヒロシ34歳、私0歳の時です。

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まめちゃん(私の愛猫)を振り向かせようと懸命のヒロシ

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