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【にゃんこ先生の今日の養生(10)】

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プロ友 にゃんこ先生こと東洋医学の源保堂 瀬戸郁保先生が綴る、
日々の生活の中でのカラダのトリセツ(養生)コラムです。
東洋医学の考えに基づいたオトナ思春期(オトハル)世代に必要な知恵をご紹介します。
第10 回は「土用の期間は、胃腸にやさしく過ごすと」のオハナシ =^_^=
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 “土用の丑の日には鰻”というのは、もうすっかり夏の恒例行事となりましたが、
実はこれは香川県が産んだ奇才、平賀源内によるものってご存知でしたか?

 江戸時代、冬が旬の鰻の売上が夏は落ちてしまっていた鰻屋さんが、何か良い方法はないかと源内さんに相談、
さすが源内さん、鰻屋さんの店先に、「土用の丑の日まであと10日」みたいな表示を出させたそうなのです。
道行く人はそれを見て、“土用の丑の日に何が起きるんだ!?”と興味津々。
そのうちに鰻の匂いとともに印象づけられて<土用の丑の日に大繁盛>、というのが“土用の丑の日に鰻”の起源です。

 もちろん源内さんは鰻の栄養価の高さには気づいていたでしょうから、
江戸の庶民の夏バテ防止という願いも込めていたのだと思います。
しかし最近では“土用の丑の日にふぐ”とか、春の土用の時には、「春の土用にも鰻」なんていうチラシも目にしまして、
現代の東京も江戸に負けず劣らず商魂たくましいわけでございます、ね。

 実は、土用は春夏秋冬それぞれにあるわけであり、その季節を完成させて、次の季節に橋渡しをする季節
(例えば夏の土用なら、夏を完成させて秋に繋げます)の変わり目であります。
立秋(8/7)の前約18日間:7/20~8/6頃までが土用の期間。

土用の「土」とは、胃腸を指します。
胃腸は飲食物を受け取って、栄養素に分解していくとても大切なところ。

 「季節の変わり目に体調を崩します」という方は良くいらっしゃいますが、
ちょっと意識して思い出してみて、この土用の期間に身体を壊している人はいませんか?

 7月20日から8月6日くらいまでの土用の期間に入って体調を壊した方は、胃腸が弱い可能性があります。
また、季節の変わり目が苦手なの~ということでありましたら、とくに土用の期間は、
鰻の前に、冷たいもの、消化の悪いものは避けて胃腸にやさしく過ごすと良いかなと思います。

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